2004年6月22日(火)「しんぶん赤旗」
【カイロ=小泉大介】 イラク各地で米軍による武装勢力への攻撃が激化しており、十七日から二十日までの間に、バグダッド北東部のサドルシティーや中部サマラなどで米軍の攻撃により死亡したイラク人は六十人以上にのぼっています。
一方で米軍やイラク治安部隊の犠牲者も相次ぎ、ロイター通信によると、二十一日にはバグダッド西方約百キロのラマディで米兵四人の死体が発見されました。十九日にも米海兵隊員一人が死亡しています。バグダッド空港近くでは二十日、爆弾が爆発し、同地を警戒していたイラク治安部隊の兵士二人が死亡、十四人が負傷しました。