2004年6月22日(火)「しんぶん赤旗」
仏紙ルモンド十七日付は、東京・立川の自衛隊官舎で反戦ビラを配布した三人が逮捕され、長期間勾留された事件を紹介、「異なった意見の表明の権利」が侵害されていると批判しました。
「事件」は一月十七日、立川の自衛隊官舎に反戦ビラをまいた三人が、一カ月後に家宅捜索を受け、住居侵入罪で逮捕され、五月六日の公判開始後の十三日にようやく保釈されたもの。
ルモンド紙東京駐在記者は「間違いなく民主主義国家である日本は、平和的手段による異なった意見の表明の権利という自由社会の特徴の一つを失いつつあるのだろうか?」と批判。「ビラは爆弾ではない。戦争前に流布する『危険思想』と呼ばれる表現をまき散らすものだと考えれば別だが…」と皮肉っています。