2004年6月23日(水)「しんぶん赤旗」
日本共産党の小池晃政策委員長は二十二日、「改悪年金法強行のための出生率隠ぺい工作について」とする談話を発表しました。
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本日、政府は、一・二九という二〇〇三年の出生率の集計結果を、年金改悪法案の強行採決後まで、十七日間も隠しつづけてきたことを認めた。この数字が明らかになれば、年金改悪法案の成立が危ぶまれることから、意図的に隠ぺいしたことは明らかであり、このようなやり方は断じて認められない。
すでに、参議院の審議の中で、「支給は現役世代の50%」「保険料は上限を設ける」、だから「100年安心」という国民への説明も偽りであったことが明らかになっている。国民を欺く説明をしてきたうえに、法案の前提となる基礎的なデータさえ隠ぺいして採決を強行した政府の責任は重大である。
こんな無法なやり方で強行した改悪年金法の実施を中止し、国民的な討論のうえに、年金改革をやり直すよう強く要望する。わが党は、そのことを、きたるべき参議院選挙で訴え、全力をあげてたたかう。