2004年6月26日(土)「しんぶん赤旗」
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【ワシントン=遠藤誠二】二十四日に発表された米CNNテレビとUSAトゥデー紙による共同世論調査で、半数以上の回答者が「イラクに米軍を派兵したのは誤りだった」と答えたことが明らかになりました。この調査で過半数が「誤り」と回答したのはイラク侵攻以来、初めてです。
派兵を「誤り」と答えた人は54%、「誤りでない」が44%でした。今月上旬の世論調査では、「誤り」が41%、「誤りでない」が58%。国民の考えが劇的に変化し、イラク戦争への批判が急速に増えていることが示されました。
「イラク戦争は米国をより安全にしたか」との設問では、37%が「安全になった」とする一方、55%が「より安全でなくなった」と答え、イラク戦争がかえって米国を危険にしたと考える人が多数派であることがわかりました。
十一月に行われる大統領選挙でブッシュ共和党候補(大統領)、ケリー民主党候補(上院議員)のどちらに投票するかという質問では、49%がブッシュ支持。ケリー支持は48%でした。