2004年6月27日(日)「しんぶん赤旗」
日本共産党の志位和夫委員長は二十五日放映のTBS系番組「NEWS23」の党首討論に出演し、政府が自衛隊についてイラク多国籍軍の指揮下に入らないとする唯一の「担保」としている米英政府の高官と在米・在英大使館公使との「口頭了解」の問題に言及。「総理は、この自衛隊の指揮権という大問題について『了解』を与えた米国側の代表がだれなのか知っているのか」とただしました。
首相は「(自衛隊は)人道支援、復興支援の活動をする」などと話をすりかえ、志位氏との間ではげしいやりとりになりました。しかし、首相は「政府間交渉だ。部下にまかせている」と繰り返すだけで、了解した相手の高官名を知っているのかどうかさえ、明らかにしませんでした。
志位氏は「非常に大事な問題だ。なぜその相手の名前がいえないのか。これではとうてい『担保』にならない」と厳しく批判しました。