2004年6月30日(水)「しんぶん赤旗」
京都府城陽市議会は二十九日、「自衛隊の多国籍軍への参加を認めず、イラクの真の安定・復興を求める意見書」を賛成多数で採択しました。また宇治市議会でも二十八日、「自衛隊を多国籍軍へ参加させず、ただちにイラクから撤退させることを求める意見書」を賛成多数で採択しました。
城陽市議会では、日本共産党と市民ネット、旋風未来の会など十三人が賛成、自民ク、公明ら九人が反対しました。
意見書では、「武力行使を任務とする多国籍軍に自衛隊が参加すれば、憲法に違反することは明白」とし、「イラクの真の安定と復興に向けてすみやかに自衛隊を撤退させ」るよう求めています。
宇治市議会では、日本共産党と社会議員団が提案し、民主が賛成、自民、公明らが反対の態度をとりました。
意見書では、「『目的・任務に武力行使が伴う多国籍軍に自衛隊が参加することは憲法上許されない』とする従来の政府見解や、憲法上からも許されない大問題」と指摘。「イラク特措法の前提さえも崩れ去ったいま、自衛隊を多国籍軍に参加させず、ただちに撤退させることを強く求める」としています。