2004年7月1日(木)「しんぶん赤旗」
男性 小泉首相が年金問題で「だれがやっても給付は減らし、保険料は上げざるをえない」と言ってるけど、そうなの?
ハナコ 自民党や公明党は国民に負担を押しつけることしか頭にありません。民主党は給付を下げる点では政府とまったく同じで、財源として消費税3%増税を主張しています。
こんな国民いじめの案しか出てこないのは、大企業・財界に有利な方向にゆがんでいる財政を、大もとからただそうとしないからです。
日本共産党は、社会保障の財政基盤をヨーロッパに比べて薄くしている二つの原因――税金の使い方が社会保障を主役にしていないこと、企業の税や社会保障の負担が軽いこと、この二つにメスを入れて、いまの貧しい年金制度をよりよく充実することを提案しているんです。それが、だれにでも最低月五万円は保障する「最低保障年金制度」です。
政治の土台を変える政党が伸びてこそ、安心できる年金制度がつくれるのではないでしょうか。