日本共産党

2004年7月3日(土)「しんぶん赤旗」

政策に共感 でも、力が弱い感じがして…


 〈問い〉 日本共産党の政策にはとても共感できます。しかし、力が弱い感じで、死票になるのではないか、と迷っています。(東京・男性)

 〈答え〉 「日本共産党の国会議員団が大きな力を持っているときは、国会が元気になる」―これは、他党派の人々も認める、日本の国会の大事な特徴です。1972年、39議席に躍進したとき、料亭政治が影を潜めました。79年に躍進したときには週刊誌が「共産党39議席で増税なしサンキュー」と書いたほどでした。

 現在は、衆院9議席、参院20議席と国会議席は少数です。しかし、今国会で「百年安心」という年金の偽りの看板を明らかにする点でも、イラク派兵のごまかしをつく点でも、徹底審議を要求し一番がんばった党はどの党だったでしょう。とくに参議院の最後の段階で、民主党や社民党が途中から退場する中、議長不信任案賛成の討論をし、年金法案の採決に堂々と反対討論に立ったのは日本共産党だけでした。この様子を見て、自民党や民主党の国対関係者からも「共産党の対応には負けた」という声が上がったほどです。

 少数でもこれだけのことができたのです。もし、2倍、3倍の議席があったならどれだけのことができたかしれません。

 参院比例区の日本共産党への1票はすべて議席に結びつく1票です。大きな前進を勝ち取って、国民のために元気で働く国会を築こうではありませんか。

 日本共産党は、「道理の力」と「草の根の力」という二つの力をもっている党です。

 戦前、日本共産党が主張した、主権在民と侵略戦争反対は戦後、日本国憲法のなかに実を結びました。道理ある主張は、必ず国民多数の声となります。

 ことしで党創立82年。今では、2万5千の党支部、40万人の党員がいます。地方議員は4100人で第一党です。草の根で国民と結びつく、この党が伸びれば、政治のゆがみを正すテンポが速まります。議席だけでなく日本共産党への1票は憲法改悪反対、消費税増税ノーの意思を示すものです。(

 〔2004・7・3(土)〕


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