2004年7月9日(金)「しんぶん赤旗」
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「建設国保を育成しろ」「消費税率引き上げ反対」「平和憲法を守れ」―。全建総連は諸要求を掲げて八日、予算要求・生活危機突破中央総決起大会を東京・日比谷野外音楽堂で開きました。炎天下の会場には「建設国保は命の綱」のプラカードなどを手に、そろいの帽子やはちまき姿の組合員六千六百人が集まりました。
前田幸太郎委員長は、来年度の政府予算に諸要求を満額盛り込ませようと訴えるとともに、年金改悪法が強行採決されたことについて「この借りは参院選で必ず返そう」と呼びかけました。
佐藤正明書記長は、小泉政権のもと、昨年は医療改悪、今年は年金改悪が押しつけられたとのべ、「いまの政治を続けさせるわけにはいかない」と強調。首相の一存で自衛隊を多国籍軍に参加させようとしていることを批判し、平和憲法の意義をのべると「そうだ」の声が飛びました。
各党から日本共産党と民主党の国会議員があいさつ。日本共産党の山口富男衆院議員は、年金改悪に絶対反対と強調し、新たな国民負担増や消費税増税をしなくても、税金の使い方を変えれば年金制度を充実できると訴えました。平和の憲法を守り、建設国保の育成や建設職人の雇用確保のために力を合わせようと呼びかけました。
集会後、銀座方面にむけてデモ行進しました。