日本共産党

2004年7月10日(土)「しんぶん赤旗」

イラク・サマラ

警備隊施設に迫撃弾

米兵ら7人死亡、市街戦も


 【カイロ=小泉大介】イラクの首都バグダッド北方約百キロのサマラにあるイラク国家警備隊施設に八日、迫撃砲弾数十発が撃ちこまれ、米軍発表によると、米兵五人が死亡、二十人が負傷しました。国家警備隊員も二人が死亡し、四人が負傷しました。イラクでは暫定政府が強権的な治安対策として「国家安全法」を七日に発効したばかりです。

 迫撃砲攻撃の標的となった国家警備隊はイラク治安組織ですが、同施設には米軍第一歩兵師団も駐留しています。攻撃を受けた後、米軍はアパッチ攻撃ヘリコプターのミサイルで反撃、武装勢力四人が死亡しました。

 国家警備隊への攻撃のあと、市街地で米軍と武装勢力との戦闘も発生し、イラク民間人三人が死亡、二十人が負傷しました。また同地では八日早朝、道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発し、米兵一人が負傷しました。

 さらに八日にはサマラと南方バラドを結ぶ道路上で武装勢力がトルコ人運転手二人を殺害。首都バグダッドでは米軍パトロール隊への攻撃で米兵一人が死亡しました。


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