2004年7月20日(火)「しんぶん赤旗」
【カイロ=小泉大介】イラクの首都バグダッド南西部の警察署前で十九日午前、自動車爆弾によるとみられる爆発が起きました。現地当局の発表によると、警官など少なくとも九人が死亡、六十人が負傷しました。
現地からの報道によると、爆発は午前八時ごろ、警察署前に多数の警官が集まり当日の任務分担に関する指示を受けていた際に発生したもよう。駐留米軍は死者が十人から十五人にのぼるとしており、犠牲者がさらに増える可能性もあります。
イラクではこの間、警察署や国家警備隊施設に対する自動車爆弾による攻撃や、警察幹部にたいする銃撃などが相次いでいます。
英BBC放送によると、この二日間でバグダッドでは爆弾や銃撃などによる六十六件の襲撃事件が起きています。