2004年7月22日(木)「しんぶん赤旗」
全労連、国民春闘共闘、中央社保協が共同で緊急に呼びかけた「改悪年金法の実施中止をもとめる請願署名」運動が始まりました。二十一日夕、全労連と中央社保協の二十五人が東京・新宿駅西口前で署名を訴えました。
宣伝が始まってすぐ署名した三宅まりさん(34)は、「私はいまフリーター状態で、月十万円切る給料の中から国民年金保険料を支払っています。本当に痛いですよ。全然、議論を尽くさないまま強行したのはひどい。もう一度やり直してほしい」と話していました。
「これからアルバイト」というリュックサックを背負った伊賀拓己さん(26)は、「税金や保険料を払っても、日本は福祉に回ってきていない」と署名しました。
自民・公明両党は、保険料は際限なく引き上げ、給付水準を引き下げる年金改悪法案をウソとごまかしで強行。国民の怒りが高まり、参院選挙後の世論調査でも八割近くが「年金法の白紙撤回」を求めています。参院選でも最大の争点となり、日本共産党などが「改悪年金法の実施中止」を公約として訴えました。
この日、全労連の井筒百子常任幹事、中央社保協代表委員で全国保険医団体連合会の室生昇会長らが宣伝カーから訴えました。