2004年7月26日(月)「しんぶん赤旗」
【ボストン=浜谷浩司】「世界社会フォーラム」の地域フォーラムとして米国で初めての「ボストン社会フォーラム」が二十三日から当地で始まりました。二十五日までさまざまな討論会などが行われ、イラク侵略・占領に反対する市民の強いメッセージの場となります。(7面に関連記事)
「ブッシュ(大統領)は『テロとの戦争』を言うが、戦争こそ最大のテロだ」―二十四日開かれたパネル討論「世界は戦争にノーを言う」で、同時テロ犠牲者の遺族でつくる「ピースフル・トゥモローズ」のデービッド・ポトーティ氏は、「ブッシュだけが米国人でないことを分かってほしい」と、アフガニスタンやイラクを訪問したと語りました。
討論には、同氏のほか、八月末の共和党大会に向けニューヨークで抗議行動に取り組む「平和と正義のための連合」(UFPJ)、米兵家族に急速に広がる「声をあげる兵士家族」(MFSO)、旗揚げしたばかりの「戦争に反対するイラク退役軍人の会」などの指導者らとともに、民主党の大統領候補を目指して予備選をたたかったクシニッチ下院議員も出席しました。