2004年7月26日(月)「しんぶん赤旗」
高校生の平和への願いを発信しようと二十五日、京都高校生平和ゼミナールは京都市中京区で、「高校生ピースアピール」を開き、パレードを行いました。
戦争のことをリアルに考えようと、広島で被爆した永原誠さんに体験を聞き、討論しました。
被爆の悲惨さを語り、「九条を変えることは日本が世界の孤児になること」と憲法の役割を強調する永原さん。
咲子さん(15)は、「(永原さんの話を聞いて感じた)『悲しい気持ち』を忘れたらあかん」と真剣な顔で言います。
亮一さん(15)は、「何かしなあかんって思えてきて…。僕にできるのは、企画に参加して意見を言ったり、人に伝えていくことかな」とはにかみながら話しました。
討論の後は、風船やプラカードを手に、いざ街頭へ。ハンドマイクの不調にもめげず、「憲法九条を守りたい」と声を出し、学校や街頭で集めた「憲法九条こう思う」のメッセージを読みあげて、市役所から四条河原町までを歩きました。