2004年7月31日(土)「しんぶん赤旗」
「今の改憲の動きに黙ってはいられない」。三十日、都内でマスコミ労働者、研究者ら三十数人が「マスコミ 平和憲法の集い」を開き、「マスコミ九条の会」を発足させました。集いでは、改憲阻止に向けマスコミに関係者が大いに力を尽くしていくことが話し合われました。
講演に立った桂敬一立正大学教授は「改憲の眼目は九条であり、戦争をする国になったら、自由も生存権も制限付になり国民の生活がくずされる」と指摘。また読売新聞の改憲試案を示し、「改憲の中身は出来ている、メディアは今こそ危険な中身を国民に伝えるべきだ」と強調しました。
討論でも「マスコミの報道を監視し、改憲の狙いを国民に伝えよう」など発言が続き、著名九氏の呼びかけで発足した「九条の会」に連帯して行動を広げていくことを申し合わせました。