2004年8月2日(月)「しんぶん赤旗」
【カイロ=小泉大介】イラク北部の主要都市モスルで一日、警察署に爆弾を積んだ車が突っ込み、警官ら少なくとも五人が死亡、五十人以上が負傷しました。
現地からの報道によると、爆発の発生は午前八時ごろ。警察署前の検問所に猛スピードで車が突っ込んできたため、警備員がこれを銃撃しました。運転手は死亡しましたが、車は警察署の手前二十メートルの地点まで走り続け爆発しました。負傷者には市民も多数含まれています。
一方、中部ファルージャでは七月三十一日夜から一日朝にかけ、米軍と武装勢力の間で激しい戦闘が発生し、現地の病院関係者によると、イラク人十人が死亡、三十六人が負傷しました。米軍はこの戦闘で、戦闘機を動員し空爆もしたもようです。
ファルージャでは七月二十九日から三十日にかけても同様の戦闘でイラク人十三人が死亡、十四人が負傷したばかり。戦闘は日ごとに激しさを増しています。