2004年8月18日(水)「しんぶん赤旗」
米海兵隊のヘリ墜落事故で、在沖縄米海兵隊は十七日、県警が求めていた現場検証への同意請求について、文書で「日米両国の合意に基づき、検証要請には応じられない」と正式に拒否しました。
沖縄国際大学は「米軍ヘリ機体などの搬出に抗議する」との声明文を発表。「米軍の誠意のない対応に怒りを感じる。現場回復はわれわれの意向を反映する形では進めておらず、一連の行為は異常というほかない」と厳しく批判しました。
県警は事故後、航空危険行為処罰法違反の疑いで現場検証の令状を取り、日米地位協定の実施に伴う刑事特別法に基づいて米軍の同意を求めていました。
米軍による機体の撤去作業が続く事故現場では同日午前、県警の捜査員がヘリ墜落地点を除く大学本館内など周辺の現場検証をはじめました。
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