2004年8月19日(木)「しんぶん赤旗」
沖縄県宜野湾市で墜落した米軍ヘリは、四月に山口県の米海兵隊岩国基地に配備され、五月から沖縄県に派遣されていたことが分かりました。
墜落した強襲侵攻用の大型輸送ヘリCH53Dは、第四六三海兵隊重ヘリ部隊に所属。同部隊は四月に岩国に到着、五月から沖縄の第三一海兵遠征隊に加わっていました。沖縄の地元紙は、事故機がアフガニスタンに出発する予定だったと報じています。
CH53Dは耐用年数三十年を経過。老朽化による事故が多発しているにもかかわらず、米軍は米同時テロ後の全世界的規模で起こる不測の事態に対処するという理由で岩国配備を強行しました。