2004年8月21日(土)「しんぶん赤旗」
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新潟県が、イラク戦争に参加したアメリカ海軍イージス艦・カウペンスの新潟東港への入港をいったん許可した問題で、有事法制反対・憲法九条を守る県連絡会、県平和委員会、県原水協は二十日、県に抗議と今後の入港を認めないことを申し入れました。目崎静江連絡会代表、加村崇雄原水協代表理事、高橋弘之平和委員会副会長、川俣幸雄知事候補、五十嵐完二県議ら十六人が参加。
カウペンスは「乗組員の休養と物資の補給」を目的に、二十日に入港することになっていましたが、台風の影響として入港を中止しました。
代表らは、カウペンスの入港は緊急時に入港可能な港湾の調査が目的であり、日本海へのイージス艦の常時展開は朝鮮半島とその周辺に新たな緊張を生み出すことにもなると指摘。その上で知事が入港を認めたことに厳重に抗議し、今後、県内の港に米艦船の入港を認めないことを強く求めました。
県の星克久・港湾課長は「知事に申し入れの趣旨を伝えます」と答えました。