日本共産党

2004年8月23日(月)「しんぶん赤旗」

歴史受け継ぎ憲法守る運動さらに

日本母親大会が閉幕


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1万2000人の熱気につつまれた第50回日本母親大会全体会=22日、東京・江東区の有明コロシアム

 七色の色紙が打ち振られ、会場いっぱいに響きわたる「憲法守れ。九条守れ」の一万二千人の唱和―。二十二日、東京・江東区の有明コロシアムで第五十回日本母親大会の全体会が開かれ、“憲法と平和を守り、母親の願いを実現する新たな歩みを”と気持ちを一つにしました。

 実行委員長の木村康子さんが「五十年の歴史に確信を持ち、老いも若きも平和のたいまつを掲げて新たな一歩を」とあいさつ。「憲法と教育基本法を堅持し母親・女性が輝く社会を」の大会宣言、「九条の会」アピールにこたえて草の根から憲法を守る共同を広げよう―などの「行動の提起」を採択しました。

 福岡県北九州市の健和会労働組合から参加した看護師の二人。平田智子さん(28)は「みんなでパワーを出して感動するのが素晴らしい」。山田祥子さん(35)は「戦争を知らない私たちが母親大会の伝統を受け継ぎ、子どもに引き継ぎたい」と力を込めます。

 全国の運動を交流した構成劇では、高校生平和ゼミナールの末吉恵さん(16)が「次の世代に誇れる日本をめざしてがんばる」と話すと、会場は割れるような拍手に包まれました。

 日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャンさんが「みんな地球に生きるひと―子どもたちのいのち輝け」と題して記念講演。韓国の平和をつくる女性の会・国際連帯委員会委員長のチョン・キョンランさんは「日本の憲法九条は、みなさんの誇るべき宝。憲法九条を広げることは世界平和にとって重要です」と発言しました。

 大会には二日間でのべ二万人以上の母親が参加しました。

 来年の日本母親大会は茨城県で開かれます。



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