2004年8月24日(火)「しんぶん赤旗」
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自治労連(日本自治体労働組合総連合、全労連加盟)の第二十六回定期大会が二十三日、滋賀県大津市で始まりました。三日間の日程です。
駒場忠親委員長は、情勢は「戦争する国」「際限のない競争社会の国」を許すかどうかの二十一世紀の岐路にあると強調。憲法改悪阻止に組織の総力をあげて奮闘するとともに、今大会に提案される二十一世紀初頭の目標「こんな地域と日本をつくりたい」を旗印にして、草の根からの共同をひろげ、憲法と地方自治が脈打つ地域・地方自治体をつくっていこうと呼びかけました。
運動方針案の提案で松本利寛書記長代行は、住民に「激痛」を押しつけ、自治体再編や自治体の「市場化」、地方財政破壊の「三位一体改革」をすすめる小泉「構造改革」のもとで共同が大きくひろがっていると強調しました。「こんな地域と日本をつくりたい」の構想案を報告した田中章史副委員長は、いのちと暮らしを守り、平和を発信する地域・自治体をめざすことを提言しました。
来賓として大津市の目方信市長が「労使で知恵をだしていこう」とあいさつ。合併問題での住民運動のなかで誕生した滋賀県日野町の藤澤直広町長(前自治労連滋賀県職員組合副委員長)が住民を信頼して運動をすすめてきたとのべました。
全労連の熊谷金道議長と日本共産党の穀田恵二国対委員長(衆院議員)があいさつしました。
自治体の非正規職員や外郭団体職員などで新たに結成された組合の自治労連加盟が大きな拍手で承認されました。