日本共産党

2004年8月28日(土)「しんぶん赤旗」

憲法を職場に生かそう

全労連・全国一般大会始まる


 「憲法を暮らしと仕事に生かし、『平和で人間らしく生活できる日本』へ」のスローガンをかかげ、全労連・全国一般労働組合の第十六回定期大会が二十七日、静岡県熱海市で始まりました。三日間の日程です。

 大木寿委員長は、憲法を守るたたかいのスタートとなる大会にしようと呼びかけました。この一年間、最低賃金引き上げを求める共同が全国でひろがり、財界の圧力をはねかえして四十四地方で地域別最低賃金が引き上げられ、流れを変えてきていると強調。一年間で千二百人の組合員が増えたことにふれ、労働者の雇用・権利を守るよりどころとなる全労連・全国一般をさらに大きくしていこうと訴えました。

 運動方針を提案した福本一博書記長は、労働者の三・五人に一人が非正規労働者となり、まともに生活できない雇用・賃金となる一方、大企業だけが「一人勝ち」を強めていると指摘。「生活できる最低賃金を」、「中小企業と地域経済の再生」の二大運動をすすめ、経営者に経営改善を求める「たたかう提案型」の運動で職場も雇用・権利も守っていこうと呼びかけました。

 大会では、憲法を改めて学ぼうと条文を朗読。討論では、一回の遅刻ごとに一時金から五万円が差し引かれる清掃会社や不払い労働(サービス残業)がまかり通るハンドバック製造販売会社で労働組合をつくってたたかっている埼玉の特別発言がありました。



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