日本共産党

2004年9月3日(金)「しんぶん赤旗」

社会保障学校始まる

憲法に根ざした拡充めざし

群馬


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「憲法と人権に根ざした社会保障の拡充を」と学び合った第32回中央社会保障学校=2日、群馬・水上温泉

 「憲法と人権に根ざした社会保障の拡充を」と掲げた第三十二回中央社会保障学校が二日、群馬県の水上温泉で始まりました。約二百人が参加し、三日間の予定で社会保障をめぐる学習を深め、たたかいを交流します。

 初日は、中央社保協代表委員の西川征矢さん(全労連副議長)が学校長あいさつ。二つの講座がおこなわれました。

 自治体問題研究所主任研究員の池上洋通さんが「三位一体改革と自治体合併の問題点」と題して講演しました。「構造改革」路線は、「企業の利潤獲得活動を最大限に拡大し、国による社会サービスは最小限に限定するものだ」と指摘。国民生活にかかわる国の責任を放棄し、自治体におしつける仕組みづくりが自治体合併であると強調。「保守層を含め、危機感が生まれている。共同の可能性が広がっている」と激励しました。

 つづいて、朝日訴訟の主任代理人を務めた新井章弁護士が「朝日訴訟と生存権のいま」について講演。貧困な生活保護費にたいし「こんな非人間的な仕打ちは許せない」と一九五七年に国を相手に訴訟を起こした朝日茂さんのたたかいに全国的支援の輪が広がったことにふれながら、「当時を上回る社会保障の大改悪がねらわれているいまこそ、立ちあがろう」と訴えました。



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