日本共産党

2004年9月6日(月)「しんぶん赤旗」

「九条守れ」で大同団結

「九条の会」呼びかけ人 奥平康弘さん迎え学習会

長野・信濃町


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奥平氏(右端)の講演に聞き入る町民ら=4日、長野・信濃町

 長野県信濃町で四日、東京大学名誉教授で「九条の会」呼びかけ人の一人、奥平康弘氏を講師に招いて、「憲法を学ぼう会」が開かれました。青年や主婦、高齢者、保守系町議ら町民五十人が参加しました。

 主催は、八月に発足したばかりの信濃町九条の会準備会。「憲法九条を守ろうという全国のみなさんの動きにあわせて、この信濃町で九条を守る運動を起こしたかった」と同会代表の荻原高司さん(信濃町革新懇代表)。「九条を守る一点での大同団結をめざし、今日の学習会を力に、明日から署名運動を始めたい」といいます。

 この日の憲法学習会は、同会の初企画。「日本国憲法九条のもつ世界史的な位置づけ」と題して講演した奥平氏は、「国家が行う戦争に一定の制限を加えた一九二八年の不戦条約をさらに進め、一切の戦争を放棄したのが九条」と画期的意義を指摘。「憲法九条を守るためには、九条が持つこの世界史的、積極的な意義を理解し、世界に発信する必要がある」と強調しました。

 参加者からは、“押しつけ憲法”論をどう見る、自衛権の範囲は、など活発な質疑が交わされました。同準備会は、二十日に総会を開いて会を正式発足します。



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