日本共産党

2004年9月7日(火)「しんぶん赤旗」

米軍ヘリ墜落、放射性物質

穀田議員 “調査は日本独自で”


 沖縄国際大学(沖縄県宜野湾市)構内に墜落した米海兵隊ヘリの機体に放射性物質が含まれていた問題で、日本共産党の穀田恵二国対委員長は六日の衆院沖縄北方特別委員会で事実関係をただしました。

 外務省の海老原紳北米局長は、機体の機具中に含まれていた放射性物質は「ストロンチウム90」で、同物質を含む回転翼安全装置六個のうち、五個は回収したが、一個は焼けて「気化した可能性がある」とのべました。また、米軍が汚染調査のため、大学の土壌を持ちかえったことを明らかにしました。

 穀田氏は、「米軍は当初、放射性物質は『タングステンだから問題はない』といっていたが、その後『ストロンチウム90』に訂正したことは重大だ」と指摘しました。

 さらに、米軍が土壌を持ちかえったことの法的根拠をただしましたが、政府側は明確に示すことはできませんでした。

 穀田氏は、「米軍の独自調査は法的根拠もなく、問題の本質が覆い隠される可能性がある」として、日本独自の調査を行うよう求めました。



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