日本共産党

2004年9月19日(日)「しんぶん赤旗」

憲法守る世論結集へ草の根から

地域・職場革新懇が全国交流会


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活動を交流する地域・職場からの参加者=17日、静岡県伊東市

 全国革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)は十七、十八の両日、静岡県伊東市で地域・職場革新懇全国交流会を開き、三百六十人が参加しました。憲法改悪反対運動で国民過半数の世論結集、革新懇組織の拡大を中心に、全体会と五つの分散会で活発に交流しました。

 憲法改悪阻止へ「草の根の運動を真剣に考えた」という大阪・寝屋川市の革新懇は、三月に「憲法を守る会」を結成。市民過半数十万人の署名実現へ校区ごとの連絡会確立をめざし、これまでに六つの連絡会ができたと報告しました。

 幅広い人びととの共同を広げる努力についても相次ぎ発言があり、北海道革新懇の代表は、元郵政相の箕輪登氏が、自衛隊イラク派兵について“小泉首相の憲法判断はひどい”と憤り、革新懇総会や各種の集会に精力的に足を運び訴えていることを紹介しました。

 憲法学習の重要性も強調されました。東京の損保職場の革新懇では、世話人みずからが学習して講師となりパネルディスカッションを五月に開き、新しい人たちの参加があったと発言しました。

 革新懇組織の拡大では、神奈川革新懇が最近三年間に十三の地域革新懇を結成。不況の深刻化や米軍基地の機能強化など自民党政治と県民との矛盾の深刻化を背景に「政治を変えたい」の願いを広く結集していることや、新たな地域革新懇づくりを独自課題として追求していることが紹介されました。

 青年革新懇の発言が注目を集めました。平和や生活向上を求めるさまざまな立場の青年の思いを交流したいと、愛知では「青年ネット」が七月に結成され、そこには弁護士、医師、僧侶、女優、自治体労働者など四十人が参加したと報告、会場から激励の大きな拍手が送られました。



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