2004年10月3日(日)「しんぶん赤旗」
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「普天間基地の即時閉鎖・辺野古移設反対!県民大集会」(主催・基地の県内移設に反対する県民会議)が二日、沖縄県那覇市の与儀公園で開かれ、県内各地から大型バスなどで約三千五百人が駆けつけました。「命どぅ宝 基地のたらい回し許さん」など、参加者の願いがこもったプラカードやのぼりが会場を埋め尽くし、山内徳信共同代表らの訴えに熱心に耳を傾けました。
普天間基地を抱える宜野湾市の伊波洋一市長は「稲嶺知事が普天間基地の辺野古移設推進という間違ったメッセージを送る限り、日米両政府に県民の声は伝わらない」と指摘。「沖縄の基地負担をなくすためには、米本土に撤退させる流れをつくるしかない。その声を大きくするために、みなさんとともにたたかいたい」と力を込めました。
名護市のヘリ基地反対協の大西照雄代表委員、金武町伊芸区の池原政文区長は、それぞれのたたかいを紹介しながら「これ以上の基地負担は我慢できない」と新たな基地の押し付けに強く抗議。高里すずよ那覇市議会副議長(那覇市長候補)もマイクを握りました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、小泉首相が在沖縄基地の国内移転を表明したことに触れ、「これでは基地の固定化・強化にしかならない」と厳しく批判。沖縄社会大衆党、社民党、民主党、平和運動センター、沖縄県統一連の代表も決意表明しました。