2004年10月15日(金)「しんぶん赤旗」
自民党の片山虎之助参院幹事長は十四日の参院代表質問で、憲法問題について「第九条を見直し、とくに自衛隊の位置づけや国際貢献の明確化、さらには集団的自衛権の行使が可能となるようにすべきだ」と求めました。自民党が代表質問で、集団的自衛権の行使を可能とするために憲法を変えよと求めたのは初めて。
小泉純一郎首相は「憲法九条などさまざまな議論がある。憲法が実態にそぐわなければ、改正の議論を避けるべきではない」とのべました。
片山氏は、教育基本法についても、「見直しの検討の中で、国や郷土を愛する心の大切さ、家庭の見直しが不可欠との意見が多数出されている」とのべ、教育基本法改定に向けた首相の決意をただしました。小泉首相は「新しい時代にふさわしい教育基本法のすみやかな改正にむけて精力的に取り組む」とのべました。