2004年10月20日(水)「しんぶん赤旗」
自民党の保岡興治憲法調査会長は十九日、東京都内でおこなった講演のなかで、自民党の改憲草案の作成作業のスケジュールを明らかにしました。
保岡氏は、来年十一月の自民党結党五十年に向け検討を進めている作業について、改正草案の検討作業をすすめている起草委員会で十一月までに「起草の大綱」をまとめ、十二月末までに決定し、改憲草案つくりの方向性と主な内容を盛り込むとしました。
引き続き来年春までの間に改正草案の条文についてもある程度固めた「要綱」をまとめ、党内論議をへて九月までに改正憲法の全条文を示した改正草案をまとめ、最終的に十月中ごろまでに総務会などと了承を取りつけ党議決定したい、と説明しました。
保岡氏は、「憲法改正の法的な手続きは改正で、内容、条文を見なおす形式は改正の形態かもしれないが、新憲法をつくる決意でやっている」と語りました。