2004年10月23日(土)「しんぶん赤旗」
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国際婦人年連絡会は二十二日、東京・渋谷区の婦選会館で憲法についての学習会を開きました。三回シリーズの一回目。
「なぜ、いま憲法を変えるのか」と題して高田健さん(許すな!憲法改悪・市民連絡会事務局次長)が講演、参加者から質問、発言がありました。
高田氏は、自民、公明、民主党があいついで発表した憲法「改正」についての論点整理や「憲法提案中間報告」の問題点を説明。自民党と民主党に共通することが憲法の主権在民の見地を覆すものだと厳しく批判、憲法九条改悪に反対する多くの国民と手をとりあい「『憲法を獲得する人びと』を無数につくりだし、九条を守ろう」と語りました。
参加者からは、「地域や組織で意識的に憲法を学ぶ場をつくりましょう」、家族生活における個人の尊厳と両性の平等をうたった憲法二四条の改悪もねらわれている問題で、「男女平等と個人の尊厳を憲法から消さないためにも、女性が力をあわせましょう」、「世界の平和のためにも憲法は守らなくては」などの発言が続きました。
講演に先だち、平松昌子世話人があいさつしました。
次回は十一月十五日。東京・渋谷区の全国婦人会館で渡辺治一橋大学教授が憲法九条を中心に講演します。
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国際婦人年連絡会 国連が提唱した国際婦人年の目標の実現に向けて開いた「国際婦人年日本大会」(一九七五年)で採択された決議を実現させるために結成された女性の共同組織。女性差別撤廃のために思想・信条、分野の違いをこえて女性団体が結集。現在、四十三団体が参加しています。