2004年10月25日(月)「しんぶん赤旗」
【カイロ=小泉大介】イラク多国籍軍を主導する米軍は二十四日、イラク中部ファルージャにたいし空爆をおこない、同地の医療関係者や目撃者によると、イラク民間人五人が死亡しました。
現地からの報道によると、米軍が空爆したのはファルージャ中心部から北部に抜ける幹線道路。一方で米軍は、攻撃は「武装勢力の拠点への正確な爆撃」だったなどと発表しました。
ファルージャでは今月十四日以降、ほぼ連日にわたり米軍の空爆や爆撃が発生しており、子ども四人を含む一家六人が死亡する例など、民間人の犠牲者が急増。二十二日には住民約一万人が抗議のデモをおこなったばかりですが、米軍の攻撃はやむ気配をまったく見せていません。