日本共産党

2004年10月29日(金)「しんぶん赤旗」

イラク日本人拘束

各団体が解放求め声明、談話


 イラクでの日本人拘束事件について、さまざまな団体が拘束されている香田証生さんの安全確保や解放などを求める談話・声明を発表しています。

 全日本民主医療機関連合会は二十七日付の会長声明で「このような野蛮な行為は絶対に許されるものではな」い、と抗議。直ちに釈放することを要求しました。また、イラク戦争が「大義のない侵略戦争」であり、「アメリカに追随して自衛隊の派兵」を続けることなく、撤退するよう日本政府に求めています。

 全国保険医団体連合会は二十八日付で室生昇会長の声明を発表。武装勢力による行為を「いかなる理由があっても絶対に許されない卑劣な蛮行」と厳しく批判。政府が人質の安全と解放のためにあらゆる努力をつくすよう要求しました。また、自衛隊の撤退を求めています。

 健康保険病院労働組合は各支部に、香田証生さんの無事救出を求める政府への緊急要請行動を訴えています。

 市民団体のワールドピースナウは二十七日、二十八日と連続して国会前で緊急行動をおこない、首相官邸前で「香田君を救え!」「自衛隊はイラクから撤退を」などとシュプレヒコールをあげました。

 二十八日の集会で、実行委員の高田健さんは「香田さんは殺されてはならない。世界中にそのメッセージを伝え続けよう」と呼びかけました。日本共産党の井上哲士参院議員が連帯のあいさつをしました。



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