2004年11月1日(月)「しんぶん赤旗」
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イラクで武装集団に誘拐され人質となっていた香田証生さんが殺害されたことについて、日本共産党の志位和夫委員長は三十一日、記者会見し次の談話を発表しました。
一、イラクの武装集団による無法、残虐なテロの犠牲となった香田証生氏に心からの哀悼の気持ちをのべるとともに、ご遺族にお悔やみの言葉を申し上げる。
民間人を人質にとり、要求が受け入れられなかったからといって殺害するなどということは、どんな理由であっても絶対に許すことのできない蛮行である。日本共産党は、この蛮行をきびしく糾弾する。
一、イラクをテロリストの温床にし、このような不幸な事態が引き起こされるまでイラクの情勢を悪化させた根本原因は、アメリカの無法な侵略戦争と占領支配にある。この無法な戦争を支持し、加担してきた日本政府の責任も根本から問われている。再びこのような悲劇を招かないためにも、これまでの政策に固執するかたくなな態度をやめ、自衛隊の撤退をはじめ、対イラク政策の抜本的な転換に取り組むべきである。