日本共産党

2004年11月4日(木)「しんぶん赤旗」

イラクは「テロの主戦場」

赤嶺議員 政府に認識をただす


 日本共産党の赤嶺政賢議員は十月二十八日の衆院イラク特別委員会で、イラク情勢について政府の考えをただしました。

 赤嶺氏は、米国が「テロとのたたかい」を掲げてアフガニスタン、イラクへの戦争をおこなったことをあげ、「『テロの脅威の除去』に、イラク戦争は肯定的な役割を果たしたか」と指摘。イラクのフセイン政権とテロリストとは関係がなかったというのは国際的な認識であり、「戦争でイラクは『テロの主戦場』になったのではないか」と追及しました。

 町村信孝外相は「フセイン統治のイラクがよかったのか」などとのべてイラク戦争を正当化。赤嶺氏は、英国際戦略研究所の年次報告「ミリタリー・バランス」も「イラク戦争がテロリストを増やし、アルカイダの狙いを強化する結果になった」と分析していることをあげ、「こういう認識を否定できるか」と重ねて問いただしましたが、町村氏は「さまざまな要因でテロは起こる」「問題の立て方が違う」などと逃げました。



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