日本共産党

2004年11月6日(土)「しんぶん赤旗」

医師・学者が「九条の会」

国民本位の医療と平和実現へ

記念講演会200人参加


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「九条の会・医療者の会」の発会記念講演会=5日、東大医学部

 憲法を守り生かそうという「九条の会」のアピールを支持する分野別の会として、全国の著名な医師・医学者二十七人が呼びかけた「九条の会・医療者の会」が五日、発足しました。東京大学医学部構内で開かれた発会記念講演会には、百二十人の会場に二百人近い医療関係者が参加。京都からの参加者や、ポスターをみて参加した医学生らが聞き入りました。

 講演した「九条の会」事務局長の小森陽一・東大教授は、九条をなくしたら日本がどうなるかをブッシュ米大統領再選のなかでとらえ直す必要があると強調。イラク戦争と北朝鮮問題を対比し、「二十一世紀の現実の世界政治のなかで九条が実践的な戦争抑止力になっている」とのべました。

 呼びかけ人の若井晋東大教授らが「力をあわせれば憲法を守るために貢献できる」と呼びかけ。

 講演会では「国民の立場に立った医療と平和な社会をつくっていくのは同じ方向。憲法の理念を実現していく方向だ」(青年医師)、「アメリカのイラク攻撃は間違っているんじゃないか。この若者の声にこたえられるのが憲法九条」(原爆症集団訴訟を支える女子医学生)などの発言があいつぎました。



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