日本共産党

2004年11月8日(月)「しんぶん赤旗」

自衛隊観閲式に抗議

「住民の命と安全を軽視」

埼玉で集会


 埼玉県の北足立南部地区労働組合協議会などでつくる実行委員会は七日、陸上自衛隊朝霞駐屯地で開催された自衛隊観閲式に反対する集会を朝霞市内で開き、四百五十人が参加しました。

 実行委員長の小野輝雄・地区労議長が「今回の観閲式の目的は、大義が失われたイラク派兵の部隊の士気を鼓舞するものと言われている。危険な動きに反対していこう」とあいさつ。参加者からは「駐屯地の隣にある小学校では、戦車などの音がするたびに一年生が不安がり、ヘリの音におびえる来年度の入学生を上級生がなだめていた。学校のそばに基地があるのはおかしい」などの発言がありました。

 親子三人で参加した朝霞市の自営業、岡田守弘さん(37)は「操縦者が見えるのではと思うくらい低いところをヘリが飛び、テレビの音も聞こえないくらい。昨年朝霞に引っ越してきたが、こんなにひどいとは思わなかった。もしも墜落したらとんでもないことになる。やめてほしい」と話していました。

 集会は「市民の安全と平和をのぞむわたしたちは、軍事を優先し、住民の命と安全を軽視する観閲式に強く反対する」などの決議を採択し、基地周辺をデモ行進しました。

 日本共産党からは塩川鉄也衆院議員が来賓あいさつ、周辺自治体の議員が参加しました。



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