2004年11月9日(火)「しんぶん赤旗」
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学生無年金障害者訴訟全国連絡会は八日、無年金障害者救済法案の早期成立を求めて国会内で集会を開くとともに、国会議員へ要請行動を繰り広げました。
集会には、新潟、東京、京都、福岡などの無年金障害者訴訟の原告・家族を含め約三十人が参加しました。新潟地裁で勝訴した、阿部正剛さん(37)、遁所直樹さん(41)の父彊二さん(73)がそれぞれ「国は原告勝訴の新潟地裁判決に従い、絶対に控訴しないでほしい」と訴え、また参加者から、無年金障害者救済法案を早急に成立させてほしい、という声がつづきました。
集会には日本共産党から、小池晃参院議員、山口富男衆院議員が出席してあいさつ、救済法案成立に力を尽くす決意をのべ、激励しました。
その後、参加者は、手分けして国会議員に「国に控訴を断念させてほしい。救済法案の早期審議入りと成立を」と要請しました。
新潟地裁原告の阿部さん、遁所さんの父彊二さんと全国連絡会の吉本哲夫会長らは、同日午後、尾辻秀久厚労相に会い、控訴せず新潟判決に従うよう要請しました。