日本共産党

2004年11月15日(月)「しんぶん赤旗」

今週の国会

イラク特措法廃止法案

審議入りすみやかに


 臨時国会がはじまって一カ月がすぎ、イラク、災害対策、「政治とカネ」の三大問題が焦点となっています。野党側は、いずれの問題でも、予算委員会での集中審議を強く求めていますが、与党側は拒否。今週は法案審議が引き続き進みます。イラク問題では、ファルージャでの米軍による国際人道法に反する無差別攻撃と小泉首相の支持表明が重大問題となっています。日本共産党など野党側は、ファルージャでの無差別攻撃を批判するとともに、派兵の根拠も崩れた自衛隊は一刻も早く撤退すべきだとして、イラク特措法廃止法案を共同提出しています。すみやかな審議入りが求められます。

 十五日には、「自衛隊のイラクからの撤退を求める市民と国会議員の緊急院内集会」が行われ、日本共産党から志位和夫委員長があいさつします。

 地震・豪雨災害問題では、野党側は住宅本体への支援を盛り込んだ被災者生活再建支援法の改正案を提出しています。十分な審議と早期の実現が急務です。参院国土交通委員会は十八日の委員会で災害問題の集中審議を検討しています。

 衆院厚生労働委員会では与党側が、年金問題で自民、公明、民主の三党が結んだ「三党合意」に基づく決議案を新たに提案し、小委員会の設置を主張しています。決議案では、消費税について社会保障財源を口実とした増税に道を開く方向を打ち出しています。同委員会の動きが注目されます。

 十七日には衆院経済産業委員会で独占禁止法改定案の審議が行われる予定です。

 十七日には参院憲法調査会で参考人質疑、十八日には衆院憲法調査会で公聴会が行われます。



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