2004年11月17日(水)「しんぶん赤旗」
日蓮聖人門下・京都立正平和の会は16日、京都市内2カ所で“辻(つじ)説法”を行い、ファルージャ総攻撃の中止と自衛隊の撤退、平和憲法を守れと、「平和憲法を守りましょう」のステッカーを張った日蓮宗伝道車からよびかけました。
大輪院の石田良正住職は、片足を奪われた赤ちゃんの姿を取り上げ、ファルージャの惨劇について「子どもであろうが老人であろうが女性であろうが殺し尽くす状態が、ずっと続いていいのでしょうか」と問いかけ、日蓮聖人の教えを引用して攻撃中止を要求。米軍に加担している自衛隊の撤退を強く求めるとともに、憲法改悪の策動を指摘し、「憲法第九条を変えないように、みなさんのお力を寄せ合っていただきたい」と呼びかけました。
訴えに耳を傾けていた女性は「本当にいろんな方や団体が、平和を守れとがんばって訴えておられることに元気づけられます。私もがんばります」と語り、深く頭を下げていきました。
同会は十日、仏陀(ぶっだ)の「自らの身にひきあてて他を殺すな、殺させるな」との戒めを引用し、一般市民が犠牲になる攻撃とイラク占領をやめるよう、ブッシュ大統領に要請しています。