日本共産党

2004年11月18日(木)「しんぶん赤旗」

国際人権団体 調査、処分を要求

「戦争犯罪」と非難

米海兵隊員の無抵抗者射殺


 米軍のファルージャ攻撃で、負傷して無抵抗のイラク人を海兵隊員が射殺したことに対し、国際人権団体は十六日、戦争犯罪にあたる行為だとして早急な調査と処分を求め、戦争に関する国際法規を米軍はもっと教えるべきだと強調しています。

 ヒューマン・ライツ・ウオッチ(本部ニューヨーク)の中東部門責任者ジョー・ストーク氏は「テレビで放映された通りであるなら、明らかにジュネーブ条約の重大な侵犯であり、戦争犯罪であることは確実だ」と非難しました。

 アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)も「直ちに脅威とはならない非武装の負傷した戦闘員を意図的に銃撃する行為は、国際法に照らして戦争犯罪であり、全容を調査し、犯罪人に法に基づく責任を負わせる義務が米当局にある」とした声明を発表しています。

 アムネスティ・インターナショナルのスポークスマン、ホジェット氏はは同日、イラクでの他の事例からみて米国の調査はあまりにも遅いと指摘し、早急な公開の調査と結果の公表を求めました。



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