日本共産党

2004年11月21日(日)「しんぶん赤旗」

平和大会が開会総会

イラク虐殺中止、憲法改悪やめよ

草の根から うねりを


 「憲法九条は日本の宝」の患者の寄せ書きを掲げる病院職員、平和メッセージをつけた手作りの風車を手にしたお母さんなど、平和の思いを持ち寄って二十日、長崎県佐世保市で「日米軍事同盟打破、基地撤去二〇〇四年日本平和大会」の開会総会が開かれました。


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平和大会開会総会で平和を訴える人たち=20日、長崎県佐世保市

 「憲法九条の改悪が狙われるなか、いてもたってもいられなくて」と参加した川崎市の小島達司さん(75)。宮城・南郷町の男子専門学校生(22)は「平和の問題を考えたい。そのためにも佐世保基地をこの目で見たかった」と語ります。

 千五百人が参加した開会総会では、新日本婦人の会の高田公子会長が主催者あいさつし、日本平和委員会の千坂純事務局長が基調報告しました。

 千坂氏は、大会が、米軍がイラクのファルージャで住民虐殺を繰り広げるもとで開かれていると強調。在日米軍基地を地球規模での出撃・指令基地とする再編強化や自衛隊海外派兵の拡大、憲法改悪の動きがすすむ一方、国民との矛盾も広がっていることを示し、草の根からの運動と大きな共同を広げ、平和な世界をめざす国際連帯のうねりをつくるよう呼びかけました。

 佐世保市議会の野田郁雄議長、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が来賓あいさつ。沖縄県宜野湾市の伊波洋一市長、「九条の会」の小森陽一事務局長が寄せたビデオメッセージが上映され、佐世保、神奈川・逗子の両市長のメッセージが読み上げられました。

 海外代表が発言し、日本国内から米軍新基地建設に反対し座り込みを続ける沖縄・名護や米陸軍司令部の移転が狙われる神奈川・座間など各地のとりくみが次々と報告され、会場は大きな拍手に包まれました。青年たちがいっせいに登壇し、平和をアピールしました。

 日本平和大会 平和と憲法を守り、基地も軍事同盟もない日本をめざして一九八六年以来毎年開かれています。海外代表も招き、国際連帯を深めます。主催は、労組、平和・民主団体など約三十団体でつくる実行委員会。




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