日本共産党

2004年11月21日(日)「しんぶん赤旗」

憲法・教育基本法を生かす

学校づくりの実践交流

全教


写真
憲法・教育基本法を生かした学校づくりをめざして開かれた全国交流集会=20日、静岡県伊東市

 全日本教職員組合(全教)が主催する「学校づくりと教育課程」全国交流集会が二十日、静岡県伊東市内を会場に始まり、全国から三百人を超える教職員・父母らが参加しました。憲法・教育基本法を生かした学校づくりを前進させようと、各地の取り組みを交流するものです。

 開会全体会では石元巌全教委員長が「改憲勢力の攻撃はすさまじいが国民の意識との間には大きなずれがある。これとたたかいながら、憲法・教育基本法を生かし、子どもたちが生き生きと通える学校づくりが重要」とあいさつ。教師・親・研究者によるパネルディスカッションが行われました。

 滋賀県の小学校教師、植田一夫さんは子どもの意見を取り入れた教科外活動を進めると同時に、授業でも子どもの実態を踏まえ、保護者の意見も聞きながら教育実践をすすめていることを紹介しました。

 全教の「学校づくり・教育課程」検討委員会委員長の倉科浩彰さんと名古屋大学の植田健男さんは、各学校が地域や子どもの実態にそくして独自の教育目標や教育課程をつくることが重要とし、それを妨げている現在の教育政策の問題を指摘。生徒・父母・教師による「三者協議会」をつくり、そこで出た意見にもとづいて学校づくりや授業改善にとりくんでいる長野県の高校の実践などを紹介しました。



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