2004年11月21日(日)「しんぶん赤旗」
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「2004年日本のうたごえ祭典inおきなわ」が二十日、沖縄コンベンションセンター劇場(沖縄県宜野湾市)での合唱発表会で、四日間の日程の幕を開けました。日本のうたごえ祭典が沖縄県で開かれるのは初めてです。
全国から選抜された合唱団・サークルが日ごろの成果を発表。全国から約二千五百人が参加しました。
沖縄の南ぬ風(ふぇーぬかじ)合唱団による「タンポポ」と、「うちなーちゅら島に平和ぬいしじ」と沖縄の心を歌った「弥勒世(みるくゆ)や給(たぼ)り」でスタート。「ひめゆりの塔」や「島人ぬ宝」、「川の水よ、太陽よ」など沖縄そして平和をうたう歌が多く歌われました。
子どもたちと一緒に名古屋からきた尾関記久子さん(36)=ピアニスト=は、「いつかは沖縄でとみんな思っていたから、やっとたどりついたという思いです」としみじみと言います。京都からきた宮川芙壬子さん(64)は「九条への思い、平和への思いを感じて最高です。沖縄だからよけい感動しています。四日間しっかりと聞いていきます」と、高揚した面持ちで話していました。