2004年11月25日(木)「しんぶん赤旗」
【パリ=浅田信幸】ポルトガルのサンタナロペス首相は二十二日、同日出発した共和国警備隊七十二人の交代要員がイラク派兵の「最後の部隊」だと述べ、来年一月のイラク選挙後に撤退する意図を明らかにしました。AFP通信がポルトガルのLUSA通信の報道として伝えました。
首相は「別の形でイラクに関与し続けるが、これが最後の部隊だ」と発言。部隊の撤退については「一月末から二月の初め」になるとの見通しを明らかにしました。
ポルトガルはイラク南部のナシリアに百十人の部隊を派遣しています。任期は十一月十二日まででしたが、政府は一月に予定される選挙の支援のため三カ月間の駐留延長を決定していました。