2004年11月29日(月)「しんぶん赤旗」
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「平和憲法・くらしをまもる 京都府民大集会」が二十八日、京都市の円山音楽堂で開かれ、会場を埋めた二千人の参加者が「今こそ、憲法を生かして、広げよう」の思いを一つにしました。
府内の労組や民主団体など二十九団体で構成する実行委員会の主催。
主催者を代表してあいさつした大平勲・京都総評議長は、「アメリカいいなりで憲法さえ投げ捨てようとするほど、この国は今、おかしな方向へ向かっています。この集会で、京都の平和と民主主義の底力を見せつけよう」と呼びかけました。
沖縄から駆けつけた渡具知裕徳・元名護市長は、同市辺野古の米軍海上ヘリ基地建設を阻止するために多くの住民が連日奮闘していることを紹介。「動植物の豊かな海をつぶして、人殺しのための施設をつくることは許せない」との訴えに、参加者は大きな連帯の拍手をおくりました。
来賓あいさつに立った日本共産党の中井作太郎京都府委員長は、「『九条守れ』の住民過半数署名をやりとげ、京都から憲法とくらしを守る大きなのろしをあげよう」と決意をのべました。
京都市山科区の新婦人支部から参加した椿原圭子さん(64)は「憲法九条は、未来のために何としても守り抜かないと」と感想を語りました。
集会後、参加者は、京都市役所前までデモ行進しました。