2004年12月7日(火)「しんぶん赤旗」

全１７町議参加「九条の会」

長野・信濃町　憲法守る一点で共同

　現職町議十七人全員が呼びかけ人に加わる「九条の会」が長野県信濃町（人口、一万五百三十九人）で発足しました。長野県の「憲法九条を守る県民過半数署名をすすめる会」が同町議会に呼びかけ、全員協議会の場で賛同が確認されました。日本共産党議員は二人います。

　五日の結成のつどいは「憲法を守るという一点で手をつなぐ」など五項目を申し合わせました。沖縄戦の体験を『ちーちゃんの沖縄戦』にまとめ出版した親里千津子さんが記念講演。自らの体験を語り、平和を守るのが生き残った人のつとめであり、九条は日本のものというより、地球憲法九条とでもいうべきもの、と語り参加者に感銘を与えました。

　呼びかけ人には、ほかに農業委員、区長、労組役員、住職、元議長、前老人会長、元公民館長など町内全域、各界各層の百十三人が名前を連ねています。