日本共産党

2004年12月7日(火)「しんぶん赤旗」

憲法9条守る共同広げよう

島根 市民講演会に240人参加


 「9条の会アピール」への賛同を広げる12・5市民講演会「憲法9条、いまこそ旬〜広げよう県民の共同を〜」が五日、松江市で開かれ、満席の二百四十人が、九条の会事務局長・小森陽一東大教授の講演に聞き入りました。講演会は宗教者や大学教授ら十一人が呼びかけたもの。

 小森氏は、「九条改悪がアメリカの無法な戦争に加担し続ける日本にする危険性を、私たちが早く正確に周囲に伝えていくことが一番大事」とのべ、自民党改憲素案を紹介しました。

 一九九九年以降の戦争する国への一連の動きや、イラク攻撃などにふれ「東アジアはベトナム戦争以降平和なんです。日本が憲法九条を持っているから。九条は一国平和主義ではない。二十一世紀の世界において戦争か平和かの別れ道をつくっている」と、九条が戦争抑止をもたらしていることを強調。

 軍需産業への多額の税金投入にもふれ「安保条約は国益などと自民党議員は言うが違う。私たちの国の利益にはつながらないし、アジアの平和にとっても意味がない」と語りました。

 保育士の元上公英さん(43)は、「九条が世界平和に影響を与えるものだとわかりました。職場や地域の人に知らせたい」と語りました。



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