2004年12月8日(水)「しんぶん赤旗」
関西在住の市民らでつくる「イラク派兵差し止め裁判をすすめる会」(小田実代表)は七日、国を相手に自衛隊のイラク派兵の差し止めを求め、大阪地裁に第三次提訴をしました。新たに原告として四百二十一人が名乗りをあげ、原告の総数は八百四十一人となりました。
同裁判は、国がイラクへ自衛隊派兵をしたのは憲法に違反するとして、違憲性の確認と一人一万円の慰謝料を求めるもの。これまでに三回の口頭弁論が行われています。
提訴後、大阪市北区の中之島中央公会堂で「イラク派兵を問う12・7市民の集い」を開催。元レバノン大使の天木直人氏や弁護士らが、外交本来のあり方や国際関係の平和的ルールなどについて意見を交流しました。
同会は第四次提訴に向け、年内に一千人の原告を募る方針です。