2004年12月10日(金)「しんぶん赤旗」
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京都の「憲法を守る婦人の会」は八日、随筆家の岡部伊都子さん、鞍馬寺貫主の信楽香仁さん、作家の瀬戸内寂聴さん、世界連邦運動名誉会長の湯川スミさんら、京都の著名な女性十六人(第一次分)が「九条の会」のよびかけにこたえて「憲法九条を守れ」とのアピールを出したことを発表しました。
前述の四氏のほか、石井麻子(ニットデザイナー)、垣田さち子(府保険医協会副理事長)、鎌田論珠(ノートルダム修道女会)、久米弘子(弁護士)、黒木順子(憲法署名実委共同代表)、寿岳章子(国語学者)、末川千穂子、鶴見和子(上智大学名誉教授)、永田萌(絵本作家)、西川千麗(日本舞踊家)、人見ジュン子(ギャラリーヒルゲート)、ひらのりょうこ(詩人)の各氏が名前を連ねています。
同日夜、「憲法を守る婦人の会」が京都市中京区で開いた「12・8戦争反対婦人のつどい」に賛同者の西川、久米両氏が参加。西川さんは「私の生き方として社会や政治のことの発言はなるべく避けていきたかった」と語りながら、「憲法は当然、守らなければならないものだと思っていました」とのべました。
京都の女性たちは同日、母親連絡会が府内七十カ所で召集令状「赤紙」を印刷したビラを三万枚配るなど、府内各地で平和の実現を訴えました。