2004年12月15日(水)「しんぶん赤旗」
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イラクへの自衛隊派兵が一年を過ぎた十四日、「撤退させよう自衛隊」「終わらせようイラク占領」と、キャンドルを手にした市民らが東京・日比谷公園の野外音楽堂に集い、銀座の大通りをピースパレードしました。市民団体のワールドピースナウ実行委員会がよびかけたもの。「自衛隊のイラク派兵延長反対」などのプラカードや横断幕をかかげ、クリスマスデコレーションの銀座を行く人たちにアピールしました。
集会では元防衛庁教育局長の小池清彦・新潟県加茂市長、翻訳家の池田香代子さんらが小泉首相の自衛隊イラク派兵延長決定に抗議の声をあげ、日本国際ボランティアセンターの熊岡路矢代表がイラクの現実を報告しました。
小池市長は「小泉首相がアメリカに屈服して、さらに一年延長したのは言語道断」と批判。「日本は原爆の惨禍を受け、戦争にかかわることをやめ、平和国家の道を選んだ。平和憲法を守りぬかねばならない」と訴えました。